Anatomy Sketch: Muscles
筋肉の練習。主に腹筋周りを描いてました。
写真などを観察するのも大切なことですが、筋肉の配置については骨格筋図を見た方が理解は早い気がします。名称は覚えなくてもいいから皮膚の下でざっくとこういう位置関係にある、みたいな考え方をした上で皮膚に配置していく方が私は楽に感じました。
腕を上げた時の脇の筋肉とか、腰の側面とか。内部構造では想像と違う位置にあったりで、興味を持たない限りは知ることがあまりない部分ですよね。
私は大学で初めて社会学を学んで、この日本社会において自分がどこに位置付けられているのか、ということを自分で考え、自分なりの答えを出すという機会を得ました。
「そうは見えない」と本当にたくさんの方から言ってもらえるまでに病状は安定しましたが、私は障害者です。使うことは殆どなく、何かあった時のお守り程度ですが手帳も所持しています。
私のように社会的に立場が弱いとされる人間が、現代の日本社会ではどのように位置付けられて、そして、どのように扱われているのか。「障害者」が持つ、「社会的役割」とは何なのか。
大学で学ぶという機会がなければ恐らく生涯に渡って、興味すら持たなかったことだと思います。
つくづくと思うことがあります。
知識とは役に立たなくても良いのだと。興味を持って自分なりに問いかけて、答えを出すまでのその過程に意味があって、それが日常生活の中のどこにも役に立たなくてもいいのです。
知る、ということは視野が広がるということです。すなわち、この目で視る「世界の拡張」だと考えます。
そして、知識を得るという行為は、世界に新しい輪郭を与えることでもあります。
学びによって、私たちは既存の価値観や経験の枠を超えて、他者や社会、そして自分自身をより多層的に理解する力を得る。それは、目に見える世界を変えるものではないかもしれません。けれど、世界を「どう見るか」を変えることができる。
知識を得るとは、その視点を獲得することであり、それこそが、学びの最も深い意味なのだと思います。

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